漢方薬と歯周病

漢方薬と歯周病(口腔漢方)

なぜ漢方がお口の健康にも良いのか?

身体の免疫力が落ちていれば、身体の一部である口腔内にも当然、口内炎、歯周疾患(免疫低下型)等が現れます。
現代の歯科治療は外側から治療すること(外科的方法)がメインになっていますが、身体の免疫力を高める(内科的方法)ことにより、より早く治癒に向かうことが可能になります。

漢方薬は、植物、一部の動物と鉱物など多くの成分が含まれている薬物です。
消化液で代謝される成分、胃酸で壊れるもの、腸内細菌によって代謝を受けるもの、また吸収されずにそのまま排泄されてしまう成分もあり、ある意味“野菜スープのようなもの”と言えます。
多数の薬物が混在するので、複数の病態に同一の処方で対応できることも多く、病名が違っても同じ漢方薬が有効な場合もあります。

漢方では、医食同源(いしょくどうげん)といって『薬』と『食べ物』とは同じであると考えられています。
『薬』  → 急性症状を治すもの
『食べ物』→ 慢性症状を治すもの(体質改善)
また、先急後緩(せんきゅうこうかん)といって、『先に急性症状』を治してから『後に慢性症状』の治療を行うのを原則とします。

歯周疾患(歯周病)は、バイオフィルム(プラーク)が原因となる疾患です。
その為、歯周基本治療がまずは1番重要で必要となります。その上で、漢方薬を併用することにより身体の免疫力を高め、歯周疾患(歯周病)の進行を抑制し、より早く治癒させることが可能になります。

漢方薬というと“煎じる”というイメージですが、ティーバックになっていますので、お湯さえあれば簡単に振り出して服用でき、1回1袋使いきりなので携帯にも便利です。
(漢方薬は、お茶ではなく薬ですので、決められた量以上の服用はやめましょう)

《参考》
歯周炎を東洋医学的に分類

* 免疫低下型歯周炎
    歯肉の炎症傾向が少ないにもかかわらず、わずかな出血や排膿が
    続いたり、歯肉の退縮・歯の動揺・歯槽骨の吸収がみとめられる

* 炎症型歯周炎
    歯肉の発赤・腫脹・疼痛・出血・排膿等の炎症症状が著名に     認められる