MI治療

MI治療について

Minimal Intervention Treatment

MIとは、Minimal Interventionの頭文字で、最小限の治療(最小の侵襲)を行うことで、余分に削らない、できるだけ歯を残す、天然歯を残すようにすることを大切にする考え方です。
現在治療を受けている方、受けようと思ってる方へ。

「歯はなるべく削らない、抜かないはあたりまえ」

〝真剣に考えていますか?真剣に考えてもらっていますか?〟
あなたの歯について。

Minimal Intervention(最小侵襲治療法)
歯を削る量が最小限(ミニマム)になります。

当医院のMI治療について

当医院では様々な医療機器や医療技術を併用し、患者様の歯への負担をできる限り減らす試みを行っています。その一部をご紹介します。

オゾン療法

歯に優しい治療とは何ですか?

健全な歯質の削除を最小限(ミニマム)にとどめる、新しい考え方のむし歯治療。
オゾン療法とは歯質及び歯髄をできるだけ保存するために、必要最小限(ミニマム)しか歯を削らず、オゾンにより無菌化した上で修復を行う治療法です。

オゾン療法の基本的な考え方

歯科における長い歴史の中で、むし歯の治療は「悪いところ(むし歯)をひたすら除去して人工物で補う」という外科的手法にて、病巣(細菌の塊)を体外に除去(これも一種の無菌化?)してきた歴史がありました。それがむし歯治療の一般的なイメージではないでしょうか。近年、むし歯に感染した軟化象牙質も無菌化できれば、再石灰化が起こると考えられています。その為、むし歯・歯周炎も細菌の感染による病気(感染症)であるならば、無菌化する事により病気を治すことが可能と考えられます。これが、オゾン療法の基本的な考え方です。

歯を削らないことは、単に削られる痛みがないだけでなく、歯質及び歯髄を保護するために大切なことです。むし歯の部分をドリルで削除する外科的手法ではなく、内科的手法にてむし歯を治す新しい考え方の治療法です。

今なぜ、内科的治療法が注目されているのか?

むし歯の部分をドリルで根こそぎ削り取ること(これも無菌化?)によって、歯冠の機械的強さを減じてしまったり、また露髄の危険性も発生します。このようになってしまうと、むし歯を治す以上の大きなデメリットが発生してしまいます。このため必要最小限しか歯を削らない、ということは歯の保存を考える上で、大変重要であると考えています。ですから、むし歯を内科的に治すことは大変価値のあることだとおもいます。

Point!

KaVo HealOzoneを導入

健全な歯質の削除を最小限(ミニマル)にとどめる、新しい考え方のむし歯治療
あなたも、”削らない””痛くない”そしてなによりも”歯に優しい”新時代の治療を体験してみませんか?
当医院では歯科医療先進国ドイツの医療機器を導入することにより、実現できました!

国内未承認機器について

未承認医薬品等の使用:当医院で使用しているKaVo HealOzoneは国内未承認医療機器となります。
国内の承認医薬品等の有無の明示:国内で類似製品は販売されておりません。
入手経路について:個人で入手しているものになります。
諸外国における安全性等の情報:ヨーロッパ等では一般的に使用されており重大な副作用の報告はありません。ご不明点等ございましたら一度ご相談ください。

レーザー治療

OSADA LIGHTSURGE 3000 (高出力半導体レーザー)

レーザー導入によりさらに質の高い治療を目指します

半導体レーザーは、低出力のソフトレーザーとして広く一般的に受け入れられてきたと思いますが、本装置はその半導体レーザーの高出力化を実現したものです。その為、高出力によるハードレーザーと、低出力のソフトレーザーの使い分けが可能になっています。

レーザー機器を用いた治療

レーザーを用いた治療法としては、歯肉ホワイトニング(レーザーホワイトニング)として、メラニン色素除去や、ジアグノグリーンをウ窩(むし歯の穴)に塗布して、レーザーにより蒸散を図る、痛みの少ないむし歯治療(ドリルを使用しないむし歯治療)をはじめ、 歯肉切除や根先病巣への照射、歯周ポケットへの照射、知覚過敏の処置…等々、日常の歯科治療においてなくてはならないものとなっております。 レーザーは決して安価な医療機器ではないため(医療法人や都内の自費専門医院では所有が当たり前の時代ですが)、個人経営の歯科医院では導入するのに覚悟(?)が必要と思われますが、当医院では、より良い治療を実現するためには、レーザー装置は必要不可欠であると考えております。

カリソルブ

カリソルブ(Carisolv)とはスウェーデンのMediTeam社から発売されている、歯に塗るとむし歯のところだけを除去することができるという薬液です。(健康な歯質には作用しません)カリソルブは、粘度の高いアミノ酸を含んだ液体と、濃度の低い次亜塩素酸ナトリウムとの2種類の薬液を混ぜることで、むし歯の部分のみを柔らかく浮き上がらせて、これを耳かきのような専用の器具でかきだすだけで治療ができる、歯を削らないむし歯の治療薬液です。(薬剤塗布による痛みはありません)

  1. Flow01

    カリソルブを塗布します。

  2. Flow02

    約30秒ほど固まるまで待ちます。

  3. Flow03

    刃がついていない手用器具で柔らかくなった象牙質のむし歯を除去。

  4. Flow04

    むし歯が除去できたことを確認。

  5. Flow05

    詰めものをして治療終了。

高周波治療機器

Cosmo iCure(コスモアイキュア)

痛みの少ない全く新しい歯科治療
高周波治療を体験してみませんか!

コスモアイキュアは電気的に高周波電流発生装置と超音波振動発生装置の2つの装置からなっております。高周波電流発生装置は、電気の波形を変えることによって、抜髄処置、感染根管処置における滅菌、歯周ポケット内の消毒・滅菌を行うことができます。
また、超音波振動発生装置は、超音波スケーラーと超音波拡大、ポケット洗浄機として利用することができます。
コスモアイキュアを用いることにより、抜髄から根管長測定・拡大洗浄・滅菌を効率よく確実に、短時間で終了することができるようになりました。
当医院ではさらに、オゾン治療、レーザー治療等を組み合わせることによって今までにない新しい治療法を提供できると思います。

エアーアブレーション

KaVo RONDOflex2013. Air Abrasion System.

いやな音がしない、痛くない、振動を感じない…
そんなインスツルメントの登場です

現在ヨーロッパを中心に広まりつつある、健全な歯質をできるだけ保存しよう、という考えに基づくもので、強力なパウダーが、う蝕に罹患した部位のみを的確に処置します。従来のエアータービン(ドリル)による、予防拡大形成による弊害を抑制した、新しい臼歯部の予防的修復法として確立されつつあるものです。
エアーアブレーション使用により、歯を削る量を抑えることができます。

グラディアダイレクト

天然歯の様に自然感あふれる美しい歯を
チェアーサイドで即日完成!

グラディアダイレクトはセラミックとレジン(医療用プラスチック)を光重合した素材で、むし歯などで歯を削った際の補修に使用します。歯を削った部分に直接盛り付けて補修するので、型取りが不要で完成が早い利点があります。また、歯を削る量を少なくできますし、強度や粘靭性に優れています。

グラディアダイレクトの特徴

グラディアダイレクトはコンポジットレジンの一種ですが、一般的なコンポジットレジンよりも積層・築盛しやすい特徴を持っています。そのため、比較的小さな窩洞(むし歯を削ってできた穴)でも自然な色合いを再現しやすい利点があります。
また、グラディアダイレクトは27色製造・販売されており、当医院は全色を用意しています。複数色のグラディアダイレクトを、データに基づいて精密に積層することで、周囲の歯と違和感が無いうえに透明感のある美しい仕上がりを実現できるのです。

口腔内カメラ

WAVEPICT relia

WAVEPICT reliaは口腔内カメラの一種で、130万画素CMOSセンサーを搭載したハンディ機器です。この機器を使用することで、お口の中の細かい部分も確認しやすくなり、治療品質の高上に貢献します。高性能の口腔内カメラは、医療を提供する側にとって便利なだけではありません。画像を患者様に見せやすいので、ご自身のお口の中の状態や治療方法の理解にも役立つのです。
歯科の治療はお口の中を扱うので、患者様にとっては何をしているのかわかりにくい弊害があります。そこで当医院は、画像の共有や治療計画を印刷して提供するなどの工夫をしています。

フジナイン

Fuji Ⅸ GP(高強度充填用グラスアイオノマーセメント)

健全な歯質の削除を最小限にとどめる新しい考え方の修復材料

WHO(世界保健機構)とGCが共同開発した、”フジⅨGP”を用いたART(Atraumatic Restrorative Treatment)テクニックは、開発途上国における初期う蝕治療に多大な貢献をもたらしてきました。この治療法は、健全な歯質の削除を最小限にとどめる、新しい考え方の修復治療&材料であり、現在ヨーロッパを中心として広まっています。
従来のエアータービン(ドリル)による、予防拡大形成による弊害を抑制した、新しい臼歯部の予防的修復法として確立されつつあるものです。