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歯周病の外科治療について

歯周病が重度になり「手術をしましょう」と歯医者さんから言われた、という話を聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。歯周病の外科治療で有名な方法は “フラップオペ(手術)”です。フラップオペとは、歯周ポケットの中に入り込んだ歯垢や歯石などを、歯ぐきを切開してキレイに取り除く手術です。

歯周病(歯周炎)は、歯ぐき(歯肉)部分だけではなく、その下の歯を支えている骨(歯槽骨)等にも炎症が及ぶ病気です。歯と歯ぐきの間にある隙間に歯垢(プラーク)や、歯垢が硬くなった歯石が着くと歯ぐきが炎症をおこします。歯垢は単に食べかすだけではなく。歯周病に関係する細菌(ばい菌)とのかたまりといえます。そしてこれらの細菌(ばい菌)が出す毒素によって、どんどんと歯と歯ぐきの隙間が深くなっていきます、これが皆さんご存知の“歯周ポケット”です。

重度の歯周病となり、歯周ポケットが6mm以上になってそのまままにしておくと、最終的には歯を支えている骨(歯槽骨)が溶けて歯がグラグラになり、ついには抜けてしまうのです。

歯周病の治療(予防)でまず一番大切なのは、歯垢(プラーク)や歯石を除去(プラークコントロール)することです。軽度な歯周炎であれば、毎日の正しいブラッシングや歯科医院での器械を使ったクリーニング等を行なうことで改善できると思います。

フラップ手術は、麻酔をし歯肉を切開します。歯根が見えるように歯肉を剥離し、歯周ポケットの中で炎症を起こしている組織を取り除き。同時に歯垢や歯石をきれいにします。その後は必要に応じて、歯槽骨の形を整え歯肉を縫い合わせます。概ね1週間後くらいに抜糸をします。一般的なフラップ手術にかかる時間は1~2時間となります。

千葉県東金市の平沼歯科医院では従来の歯周病治療に加え、薬を使った新しい方法の歯周病治療もおこなっており多くの方に改善の傾向がみられています。

歯周病は自覚症状がでにくい病気と言われております。歯みがきの時、歯ぐきから血が出る、お口がネバネバする、嫌なニオイがする・・等々気になる事がございましたらお早めにご相談下さい。